睡眠不足 肌荒れ 乾燥

寝不足と肌荒れのメカニズムは

寝不足の女性

 

睡眠不足は美肌の大敵ですよね。

 

しっかりと眠れない日が続いて、お肌の調子が悪い、なんだか肌荒れやニキビ・吹き出物が起きている・・・、身に覚えのある方も多いのではないでしょうか。

 

ショートスリーパー国民といわれる日本人は、世界的にも睡眠時間が少ないことで知られています。

 

 

睡眠不足は肌荒れに直結です。昔から有名な言葉ではありますが、「睡眠時間=お肌のシンデレラタイム・お肌のゴールデンタイム」といわれるくらいです。

 

お肌だけでなく、睡眠不足になってしまうと、身体のあちこちに不調をきたします。特に自律神経系の機能は低下してしまうものです。頑張っても頑張れないのが、自律神経なのです。

 

そもそも定説である睡眠時間8時間といえば、1日の1/3を費やしているわけですよね。つまり、生命維持活動において、1/3の比重を置くほどに“睡眠”は大切なわけです。

 

平均寿命を80年で考えれば、およそ27年間は睡眠時間ということです。

 

睡眠不足が続けば、調子が悪くなるのも当然といえば当然ですね。“お肌は身体の中を映す鏡”ともいわれます。真っ先に、不調のサインを発してくるのがお肌というわけです。

 

睡眠はターンオーバーを整える最短の近道

ぐっすり眠る子供

 

睡眠不足が、なぜ肌荒れに直結するのでしょう。「睡眠=お肌のシンデレラタイム・お肌のゴールデンタイム」まさにこの言葉に尽きています。睡眠はターンオーバーを担い、司っているともいえるのです。

 

よく子供の頃、“しっかり寝ないと身体が大きくならないよー!”という言葉を散々聞かされませんでしたでしょうか。

 

寝ている間には、成長を促す「成長ホルモン」が分泌されるのです。

 

この成長ホルモン、大事なのは子供だけではありません。子供の身体が成長する課程で、この成長ホルモンはとても活発に分泌され、青年期を境に分泌量は減ってくるものではあります。

 

しかし、大人であっても成長ホルモンは分泌されています。成長を促す作用の他、人体にとってはとても大切な“代謝”をおこない、促進させる作用があります。

 

しかも、成長ホルモンは、睡眠後30分-1時間経過した後のノンレム睡眠(一番深い眠り)の時間に分泌されます。

 

つまり、しっかりとした睡眠を取って、成長ホルモンを分泌させることは、ターンオーバーを整える最善策となるのです。

 

寝付きが悪かったり、眠りが浅かったりすると、成長ホルモンの分泌がなくなってしまいますので、必然的に代謝機能(=ターンオーバー)が落ちてしまうことになります。

 

肌荒れが乾燥や吹き出物、かゆみなど不調の引き金に

肌荒れを気にする女性

 

肌荒れは、「たかが肌荒れ」ではありません。負のスパイラル突入の第一歩です。

 

肌荒れとは、何かしら肌の内部組織をいじめている状態です。そのため、肌荒れが起きているその時点で、皮膚のバリア機能が低下しているわけです。

 

同時に、ターンオーバーにも乱れを生じさせています。それが続けば、バリア機能は加速度的に低下し、ターンオーバーも機能低下していきます。

 

内部組織の破壊が進み、肌細胞は負の連鎖を断ち切れない状態になっていきます。水分保持ができずに乾燥してしまいますし、角質が剥がれ落ちずに滞留することで酸化した皮脂などが毛穴をふさぎます。吹き出物やニキビですね。

 

また、バリア機能が著しく低下してしまうと、肌はフル防御態勢、過剰反応を示すようになります。

 

通常時は何でもないはずの物質にすら過敏になり、アレルギー反応を起こす場合もあります。かゆみが生じ、かいてしまうことで更に肌にダメージを与え、止められない連鎖になってしまいます。

 

つまり、ちょっとした肌荒れであっても、乾燥や吹き出物、かゆみなど不調やトラブルの引き金になってしまうということですね。

 

睡眠に欠かせない成分「グリシン」とは

質の良い睡眠に欠かせない成分として「グリシン」というものがあります。グリシンとは、人体のタンパク質を構成するアミノ酸の一種です。

 

よく聞く言葉ですが、アミノ酸には20種類あり、体内で合成できないもの(必須アミノ酸)が9種類、体内で合成できるもの(非必須アミノ酸)が11種類あります。

 

グリシンは、体内で合成のできる非必須アミノ酸に分類されます。

 

さて、グリシンというのは体内で必要量生成されるため、本来であればあまり不足はしないものとされています。

 

しかし、近年の食生活や社会生活の変化によって、グリシンの生成が十分でないことが増えているそうです。グリシンは、睡眠の質を向上させる効果があります。エビやホタテなどの魚介類に多く含まれているとのことです。

 

睡眠に欠かせない成分「トリプトファン」とは

質の良い睡眠に欠かせない成分として「トリプトファン」も挙げられます。

 

こちらは必須アミノ酸の一種であり、セロトニン(心の安定を図る)・メラトニン(セロトニンによって分泌される睡眠ホルモン)・ナイアシン(代謝において重要な物質)の生成という重大な役割があります。

 

トリプトファンは、バナナや、牛乳、ヨーグルト、肉類、赤身魚などたんぱく質を多く含む食品に含まれています。質の良い睡眠のためには、バランスの良い食事も重要であるということですね。