セラミド シミ 効果

なぜシミができる?

肌の表皮は層状の構造になっており、その一番内側の基底層にはメラノサイトと呼ばれる色素細胞があります。このメラノサイトではメラニンという色素を生成しています。

 

メラニンは、通常はターンオーバーによって肌の表面に押し上げられていきアカとなって剥がれ落ちます。

 

しかし、メラニンの生成にターンオーバーが追い付かなくなると、皮膚の中で蓄積していってシミとなってしまいます。メラノサイトからのメラニンの生成を活性化する原因には次のようなものがあります。

 

<紫外線>
メラニンはシミのもとになるという悪いイメージがあるかもしれませんが、実はメラニンには肌を紫外線のダメージから守るという大切な働きがあります。

 

紫外線には肌の細胞を刺激しDNAを損傷させてしまう作用があります。そのため、紫外線を浴びると皮膚は自らを守るためにメラノサイトを刺激してメラニンを盛んに生成するようになります。

 

また、紫外線によって皮膚のDNAに変異が起こると、メラノサイトが活性化し続け、紫外線が当たっていないときでもメラニンを作り続けてしまうこともあります。

 

<活性酸素>
活性酸素とは酸素がより酸化力の強い状態に変化したもので、体を老化させてしまう作用があります。この活性酸素は、
□紫外線
□ストレス
□喫煙や飲酒
□化学物質
などによって発生が促進されます。活性酸素が体内で発生すると、それを取り除くためにメラノサイトが刺激され、メラニンの生成が促されます。

 

<肌の炎症>
□日焼けや火傷
□虫刺されやかぶれ
□摩擦
□ニキビ

 

などによって皮膚に炎症が起きると、肌はそのダメージを回復しようと細胞を作る働きが活発になります。すると、それに伴ってメラノサイトも活発になり、メラニンが多量に生産されるようになります。

 

以上によるメラニンの過剰な生成や、加齢などに伴うターンオーバーの遅れがシミの発生の原因となっています。

 

シミは大きく分けて6種類あります

一口に「シミ」といっても、実はその種類には6種類あります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

<老人性色素斑・脂漏性角化症>
老人性色素斑は最も多くの人に見られるタイプのものです。紫外線を浴びることででき、淡褐色から濃褐色で周りとの境界がはっきりしており、形は円形か楕円形です。そして、これが隆起してきたものを脂漏性角化症といいます。

 

<肝斑>
肝斑は女性ホルモンの影響によって発生すると考えられており、これが見られるのはほとんどが女性です。目の下あたりに褐色のシミが左右対称にできるのが特徴です。

 

<後天性真皮メラノサイト―シス>
これは、肌の表皮の奥の真皮層にメラニンが作られてしまうことでできるシミです。色は灰褐色や青みがかったもの、褐色などで、形もさまざまです。

 

<炎症後色素沈着>
ニキビや傷などの炎症の後にできたシミで、浅いところにできたものは褐色、深い部分だと灰色や青色などが褐色に混じった色になります。

 

<雀卵斑(そばかす)>
顔面に小さな色素斑が点在したもので子供のころから発症することが多くなっています。

 

<扁平母斑>
先天的に見られる褐色のシミで、顔以外にも体のどこでも見られます。

 

シミ(美白)に有効な成分について

それでは、どのようにすればシミを防いだり症状を改善したりできるでしょうか。ここでは、シミの予防と改善に効果的な成分をご紹介します。

 

<メラノサイトの活動抑制>
シミを防ぐための方法としては、まず、シミのもととなるメラニンを生成するメラノサイトの働きを抑制することが考えられます。メラノサイトの活動を抑える効果のある成分には以下のようなものがあります。

 

□カモミラET
□トラネキサム酸

 

<メラニンの生成抑制>
メラニンはチロシナーゼという酵素によってチロシンという物質を変化させることで作られます。

 

そのため、チロシナーゼのはたらきを抑制することはメラニンの生成を抑えることにもつながります。チロシナーゼの活性を抑制する成分には次のものがあります。

 

□ビタミンC誘導体
□アルブチン
□リノール酸
□プラセンタ
□コウジ酸
□エラグ酸

 

<メラニンを薄くする>
すでにシミができてしまった場合には、メラニンの色を薄くすることでその症状の改善が期待できます。美白効果が高く、メラニンを薄くするために有効な成分には以下のものがあります。

 

□ビタミンC誘導体
□ハイドロキノン

 

セラミドが直接シミをなくすわけではありません

最後に、もうひとつシミのケアのために有効な成分があります。それはセラミドです。

 

セラミドとは肌が持つ成分の一つで、高い保湿機能を持つ成分です。肌には、もともと自らを守るためのバリア機能がありますが、セラミドにはこのバリア機能を助ける働きがあります。

 

セラミドは、年齢とともに減少していき、それに伴って肌のバリア機能も低下していってしまいます。すると、肌は紫外線などの刺激を受けやすくなってしまうのです。

 

肌のバリア機能を高め、紫外線に負けずにシミができにくい肌にするためにも、化粧水などによってセラミドを補うことが大切です。

 

ただし、セラミド自体には美白効果はないため、セラミドと一緒に、先ほどご紹介したメラニンの生成抑制や美白に効果的な成分も含んでいる化粧水を使用して保湿を行うことが大切です。