目の周り 乾燥

デリケートな目の周りをやさしくスキンケアするには

目の美し女性

 

目は口ほどにモノを言うというほど、表情や感情、美醜を形作るのに大切な役割を果たす目。できるだけコンディションをよく保っておきたいものですよね。

 

ところが、目(の周り)というのはとてもデリケート。ちょっとしたことですぐに調子を崩してしまいます。

 

特にエアコンつけている室内や、冬場など乾燥しやすい時に、特に乾燥が気になるのが目の下やまぶたなどの目の周りの皮膚ではないでしょうか?

 

頬やおでこなどに比べて、目元が特に乾燥しやすいのは明らかな理由があります。そんなメカニズムと有効な対策についてまとめてみました。

 

皮膚が薄くデリケートな目の周りが乾燥する理由

目元の皮膚は、顔の中でも皮膚がかなり薄い部分です。人の体の皮膚は、部分によって異なりますがだいたい厚さが0.5mmから2mmほどです。

 

目元の皮膚は、他の顔の皮膚に比べると、その薄さが約3分の1ほどだと言われていて、0.2mm〜0.5mmです。ゆで卵の薄皮と同じくらいの薄さで、加齢と共にコラーゲン生成量なども減少する為、さらに薄くなっていくと言われています。

 

さらに目元の皮膚には、汗腺や皮脂腺がほとんど無いため、皮脂膜が作られにくい部分です。

 

皮脂膜とは、汗腺から分泌される汗と、皮脂腺から分泌される皮脂が混ざり、水分の蒸発を防ぐことで、保水効果を担ってくれるものです。

 

アイメイクやクレンジングによる刺激を受けてさらに乾燥する

顔の中で特に皮膚の薄い目元ですが、メイクの際にはアイメイクなどで一番と言っていいほど、念入りになる部分ではないでしょうか?

 

ビューラーでまつ毛を上に上げるために、まぶたを引っ張ってしまったり、アイシャドウを塗る際にどうしても目元に「摩擦」という刺激を与えてしまいます。

 

さらに、そのアイメイクを落とす時のクレンジングで、こすってしまう事になります。ウォータープルーフのアイライナーやマスカラ、落ちにくいアイシャドウを使用した場合は特に、力が入ってしまい刺激も強くなります。

 

さらに、落ちにくいアイメイクを落とすために、洗浄力の強いクレンジング材を使用する場合も注意が必要です。どんなに優しく洗っても、クレンジング材の刺激が強いと、皮膚の薄い目元にとっては強い刺激を与えてしまいます。

 

これらのアイメイクやクレンジングによる摩擦や刺激が、デリケートな目元の皮膚を乾燥させてしまう原因になってしまいます。

 

乾燥をほっておくと小じわやシミの原因にも

シワが気になる女性

 

目元の皮膚は薄くて乾燥しやすい部分ですが、その乾燥を予防したり、乾燥してしまった後のケアが不足していると、小じわ(ちりめんじわ)やシミの原因につながります。

 

目元に小じわ(ちりめんじわ)が出来てしまう原因は乾燥?

目元の皮膚は薄く、皮脂膜が作られにくい部分なので、皮膚の保湿力が低下してしまう部分です。

 

下まぶたや目尻に浅く出来る小じわですが、乾燥が原因のものの場合、化粧水や美容液で失った水分を補った後、クリームなどの油分による蓋をしてあげる事で改善される可能性が高いです。

 

乾燥が原因の小じわは、肌の保水力が少なくなる事で、表皮の一番上の角質層が、まるで干し上がった土のようにひび割れたような状態になり、小さな亀裂をいくつも作ります。

 

この状態を放っておくと表皮だけでなく、その下の真皮層にあるコラーゲン繊維などの機能が低下させ、セルフケアでは改善が難しいシワに進行してしまいます。

 

深いシワに悪化してしまう前に、保湿や保護などの早めの改善がおすすめです。

 

目元の乾燥がくすみや色素沈着やシミの原因に

目元の乾燥をそのままにしておくと、くすみや色素沈着、シミなどの原因になります。

 

一度トラブルが起きてしまうと治すのも時間とお金がかかりますし、できるだけ未然に防ぐことが大切です。

 

乾燥した目元に摩擦を与えると色素沈着に発展

乾燥したデリケートな目元に、アイメイクやクレンジングによる刺激を与える事で、まぶたが茶色っぽく、くすんでしまう事があります。

 

これらはメイクや摩擦による色素沈着の可能性が高いのです。こういった色素沈着を避けるためには、目元の乾燥対策を丁寧に行う事ももちろんですが、目元への摩擦を軽減してあげる事も必要です。

 

ブラシやチップでアイシャドウを塗っている人であれば、指で優しくトントンとシャドウを乗せてあげる方法に変えるなど、メイク方法を見直してみてもいいかもしれません。

 

刺激を受けやすい乾燥した目元はメラニンが発生

摩擦や過度な乾燥など、外的な刺激を受ける事で活性酸素が大量に発生する事で、メラニン色素が生成されます。メラニン色素が生成されると、褐色のシミが作られます。

 

目元の皮膚は薄くデリケートな為、刺激の強い美白化粧品がなかなか使いにくい部分です。

 

乾燥を放っておかず、刺激から守ってあげられる保湿状態を保ち、メラニン色素を作らせない事が重要になります。

 

日常的に掻く、こするなどの刺激で視力低下や網膜剥離を起こすリスクも

目の病気の人

 

目をこすったり掻くことが習慣になっている人は要注意です。

 

日常的に目をこする事が癖になっている人や、乾燥や充血のかゆみから掻いてしまう事が頻繁にある人は、様々な目の病気やトラブルを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

 

結膜炎や合併症などを引き起こし視力が低下するリスク

目をこする事で、まぶたと眼球の間の結膜という部分に小さな傷を作り、その傷にウイルスや細菌が入り感染しやすくなり、結膜炎を引き起こす可能性が高くなります。

 

さらに合併症を引き起こすと、角膜まで炎症を起こし損傷する事で、視力が下がってしまう可能性もあります。

 

失明する可能性もある網膜剥離(もうまくはくり)になる可能性も

網膜剥離とは、眼球への強い衝撃が外傷になり、発病する目の病気です。

 

眼球の内側の網膜という部分に亀裂が入ったり、膜が剥がれる事が原因で、視野が欠けたり、飛蚊症などの症状が現れて気がつく事が多いと言われています。

 

最悪の場合は失明してしまう可能性もある怖い病気なので、早期治療や予防が必要になります。

 

目をこする癖がある方は、目を掻く事やこする事による刺激が原因で網膜剥離を引き起こす原因になり得るともいわれているので、目に負担をかけないよう大切に扱う事が必要になります。

 

長時間のスマホなど、眼の酷使も避けることが重要

ベッドで長時間スマホをいじる女性

 

目元の皮膚が薄く、とてもデリケートで刺激に弱いとお伝えしましたが、「眼」の使い過ぎも要注意です。

 

長時間スマホの画面を見たり、パソコンを使用する事で目を使い過ぎると、まばたきの回数が減り、目が乾燥する事が原因でドライアイになる人が増えているといいます。

 

ドライアイは目を守る為に必要な涙の量が不足する事で、目の表面に傷が生じて、目やにが出たり、目がかゆくなったり、目がゴロゴロするなどの症状が出る病気です。

 

ドライアイが原因で眼球だけでなく、まぶたが腫れるといった事例もあります。ドライアイになり、目元を擦る事やかく事が多くなると、皮膚に刺激を与えてしまうという目にとって最悪な状態に陥ります。

 

エアコンが効いた乾燥した室内での、長時間のパソコン作業や、スマホ画面の見過ぎには注意が必要です。

 

皮膚科で処方されるステロイド軟膏にも注意

塗り薬を塗る人

 

目のかゆみや、目元の皮膚の炎症や湿疹で眼科を受診すると、ステロイド軟膏を処方される事があります。

 

ステロイドは即効性があり、炎症やアトピーなどの疾患を早く直すためには大変役立つ薬ですが、使用方法や使用量を間違えると、重大な副作用を引き起こす可能性もあるので要注意です。

 

目の周りの湿疹などの炎症を抑えるために処方されるステロイド軟膏は、効き目の強さによって分けられる「5段階」のランクの中でも、一番弱いものを処方される事が多いです。

 

効き目が弱いといっても、ステロイド軟膏が目に入ってしまうと、目の眼圧(眼球の圧力)が上がり、緑内障(りょくないしょう)という目の病気を発病させる原因になる可能性があります。

 

緑内障は発病して症状が進行すると、損傷してしまった視神経を回復する治療方法がない為、病気がそれ以上進行しないよう、遅らせる治療法が基本になります。

 

ステロイド軟膏を継続して使用する場合に定期的な眼圧検査が必要になるのは、こういったリスクがあるからです。

 

また、ステロイド軟膏などの外用薬を長期にわたって使い続ける事で、皮膚萎縮(ひふいしゅく)という副作用が出るケースが多いと言われています。

 

皮膚萎縮とは、皮膚の表面が薄くなりデコボコやちりめん状の小さなシワになる症状の事です。

 

その他にも、長期で使用する事で肌が乾燥しやすくなるなどの副作用も報告されているので、目の周りなどの皮膚が薄い繊細な部分に使用する場合は注意が必要です。

 

花粉症での目のかゆみが肌荒れにつながることも

花粉症に悩まされている人

 

花粉の時期になると、花粉による目や鼻の粘膜にアレルギー反応が生じて目のかゆみや充血、鼻水などの症状に悩まされます。

 

この花粉症が原因で、皮膚の乾燥や炎症などの肌荒れを引き起こす事もあります。

 

呼吸により花粉を口や鼻から吸い込んだり、顔の肌や皮膚に花粉が付着する事で体内に侵入し、アレルギー反応が出ますが、鼻水や涙を拭き取る事による摩擦で肌を刺激してしまいます。

 

さらに花粉を防ごうとマスクをする事で肌と接触している部分にも摩擦による刺激を与えている事になります。花粉症による肌への刺激は「摩擦」だけではありません。

 

ティッシュによる拭き取るという動作や、花粉を除去する為に洗顔時に洗い過ぎる事で、肌にとって必要な油分まで取りすぎてしまい、肌のお肌のバリア機能を低下させてしまいます。

 

肌のバリア機能が低下する事で、乾燥をまねき、乾燥する事でさらに刺激から敏感になるので、花粉や刺激による炎症を起こしやすい状態になる事で、肌荒れを起こすのです。

 

 

低刺激での保湿にはワセリンやプロペトが有効

ワセリン

 

目のかゆみや、花粉の時期の摩擦などの刺激からお肌を守るためには、刺激の少ない保湿材での保湿が有効的です。

 

特に、低刺激で目元の保湿に最適なのがワセリンやプロペトです。ワセリンとは、石油を精製した時に採取できるペトロラタムゼリーという油性の物質から、不純物を取り除き高純度に精製されたものです。

 

プロペトは、ワセリンから不純物をさらに取り除いた精製度が高いものです。ワセリンやプロペトは皮膚の表面に膜を作って、ほこりや花粉など外部からの刺激から肌を守ってくれる役割を持つ保湿材です。

 

化粧水などと違って肌の内部まで浸透する事がない事と、香料や酸化防止剤など肌にとって刺激になるものが含まれてない事が大きな特徴です。

 

皮脂線が少ない目の周りの皮膚にとっては、皮脂膜の替わりになってくれる万能なアイテムだといえます。

 

花粉の時期は、鼻の周りや目の周りに塗ると、花粉の侵入を防いでくれる上に、乾燥や摩擦などの刺激から守ってくれます。

 

低刺激なので、目の周りの薄い皮膚にも安心して使用する事が出来ます。厚塗りしすぎず「少ないかな?」と思うくらいの量を薄く伸ばしてあげる事で、皮膚から水分が失われるのを防いでくれます。

 

注意しなければいけない事は、ワセリンやプロペトを塗った状態で長い時間、紫外線を浴びてしまうと、紫外線を吸収しやすくなってしまうという点です。

 

ワセリンやプロペトで保湿した後は、その上から日焼け止めクリームを塗るなどの対策を取ってください。

 

 

オリーブオイルでの保湿も効果的

オリーブオイル

 

植物由来のオリーブオイルには、ビタミンEやビタミンAなどの皮膚を保護してくれる栄養素や、植物性のスクワランなどの美容成分が豊富に含まれています。

 

さらにオリーブオイルには、人が分泌する皮脂に多く含まれている「オレイン酸」が豊富に含まれている為、肌馴染みも良く、使いやすい美容オイルです。

 

添加物を含まないので、肌にとって低刺激で、目の周りの薄い皮膚に安心して使用する事ができます。

 

洗浄力の強いクレンジングオイルは、肌にとって刺激になる成分も含まれています。オリーブオイルを使用してクレンジングをする事で、低刺激な上に、保湿効果も兼ねているので、敏感な目元のアイメイクを落とす際に効果的。

 

オリーブオイルでメイクをオフした後は、蒸しタオルなどで目元をパックすると、さらに保湿効果がアップします。

 

オールインワンジェルでのケアも有効

スキンケアがうまくいっている女性

 

目に物理的な刺激を減らす意味では、オールインワンジェルゲル(ジェル)を使ったスキンケアもとても有効です。

 

スタンダードなケアをするなら、化粧水、乳液、美容液、クリームなど同じ部分に3回も4回も化粧品をつけることになりますよね。

 

この時の肌に触れる刺激は、毎日のことになると馬鹿にできません。

 

オールインワンジェルならケアが1回ですみますし、さまざまなアイテムの効果を凝縮しているのでとても効率的です。

 

さらに保湿力を重視するなら、現在オールインワンのスタンダード的存在のメディプラスゲルがおすすめ。

 

肌の水分量に貢献するセラミドをはじめさまざまな美容成分をバランスよく含んでいるので、敏感な部分のケアにもぴったりです。

 

新タイプになってオールインワン特有のモロモロも出にくくなり、ますます使い心地のよいアイテムになっていますよ。

 

 

まとめ

目元は顔の中でも老化現象が現れやすい部分です。それは、顔の中で動かす事が多い部分であるにも関わらず、皮膚が薄く非常にデリケートだからです。

 

女性は男性と違って、アイメイクやクレンジングで目元への刺激も増えるので、特に気を使って優しく扱ってあげる事が、若さを保つ為にも健康の為にも大切になってくるといえます。