混合肌 化粧水 選び方

高温多湿の日本は混合肌が多い

美人女性

 

つねに外の世界(空気や水分など)と触れ合っている顔の肌は、その場所の気候の影響を色濃く受けます。

 

昔何かの化粧品のキャッチコピーで「顔は、ハダカ。」というものがありました。いつもマスクや覆面をするわけにはいかないですし、顔が外界の環境に左右されるのは仕方がありません。

 

そして日本は四季があり、地方によって違いはありますが、基本的に夏は高温多湿。地球上でも季節の変化がかなり大きな国ではないでしょうか。

 

たとえばヨーロッパ(北欧)の方に乾燥肌が多いのは、やはり気温が低く水分が蒸発しにくいので空気が乾いていることが原因と言われます。

 

日本のように式の変化が大きい国では、混合肌の方が多くなります。

 

混合肌とは?

顔の部位によって肌の状態が違う、たとえばおでこや鼻周辺はアブラっぽいのに、目もとや口の周りは乾燥しているなどの状態を混合肌といいます。ただし、もともと人間の顔は部位によって皮脂の分泌量が異なるので、どの場所でも均一の肌質という方はまずいません。

 

たとえば顔の平均皮脂分泌量が1だとすると、額は7〜9倍の分泌量があります。顔自身、その他の部位の約5倍ほど皮脂分泌量があると言われているので、額はとんでもない皮脂量ということになります。

 

部位ごとの皮脂量は当然ながら個人差もあるので、画一的な判断とケアがしずらいのが混合肌のやっかいな所といえます。

40代以上に混合肌はいない!?

人間はだれでも、年を取るにつれて皮脂の分泌量が少なくなります。

 

皮脂量のピークは20代で、その頃はあぶらとり紙で拭いても拭いてもすぐテカってしまう・・・なんて状態の方でも40代になると普通、もしくは乾燥肌になるという例もザラです。

 

たとえば目の周りの小じわや潤い不足なんて、誰しも年齢を重ねると感じるものですが、これもおもな原因は皮脂の減少です。

 

皮脂が減ると、皮膚表面を紫外線などから守ってくれるバリアが薄くなるので、乾燥や紫外線を原因とした小じわや乾燥、シミ等ができやすくなってしまうのです。

 

混合肌についても、それまで油の多かった所がだんだん乾いていくので、必然的にその状態がなくなり乾燥傾向になります。そのため、混合肌はおよそ20代後半から遅くても30代までといわれています。

 

若いころに混合肌でそれ用のケアをしていた場合で、今でも同じケアを続けてはいませんか?その場合は肌質が変わっているのでケアが合っていない可能性があります。

 

混合肌が原因の諸症状

ニキビ

とくに皮脂分泌の多い部位は毛穴が詰まることが多く、その部分にアクネ菌が繁殖するとニキビの原因に。とにかく余計な油を取ろうと洗浄力の強い洗顔料や薬を使うと今度は皮膚が乾燥して新たなトラブルの原因になることも。

黒ずみ

これも毛穴や皮脂分泌が多い部分(たとえば鼻の頭)に見られる症状ですね。おもな原因は角栓の酸化といわれます。他には毛穴にたまったメラニンがシミのように黒ずみになることも。

シワ

化粧水をまんべんなく塗っただけで放置していると、そこの水分が蒸発する時に潤いを奪って乾燥、シワの原因になる場合も。過剰な脂分はトラブルを引き起こしますが、乾燥する部位はある程度思い切って補うことも必要です。

混合肌ケアは「顔マップ」から

顔を気にする女性

 

部位によって状態が違う混合肌は、まず自分の顔のどこがどんな状況なのかを正しく把握することが大切です。

 

記憶力のいい方なら頭に叩き込んでおいてもいいかもですが、顔の部位といっても複数ありますし、もっとも確実なのは何かに記録しておくこと。

 

そこで大活躍するのが「顔マップ」です。

 

フェイスケアを語る時によくいわれるのが「顔は地図である」というものです。たとえば、砂漠地帯とジャングルなど熱帯雨林、冷涼なツンドラ地帯では、それぞれ生息している植物や動物、農耕をする場合の方法はまるで異なりますよね。

 

つまり顔も同じで、部位によって異なる肌という名の土壌に、それぞれ適切なケアをしていくべきなのです。そのために役立つのが顔マップです。

 

と言っても何も難しく考える必要はなく、顔と判別できるイラストなど(なければ自分で簡単に書けばOK)を用意し、そこに直接ケア方法を書いていけばいいのです。

 

例えばTゾーンなら

■状態:やや皮脂多く、ニキビが頻発
■ケア方法:油分の多いクリーム禁止、セラミド配合化粧水を中心に など

 

ちょっと面倒かもしれないですが、部位ごとに詳細にこうしたケアの手順を書いておけば、たとえ忘れてもケアを間違えることはありません。

 

とにかく混合肌は、勘違いや思い込みによる間違ったケアが悪化の原因となるので、現状をきちんと把握することが何よりも大切なのです。

ベースは共通、スペシャルケアで違いを

印のついたカレンダー

 

部分ごとに肌質が異なる混合肌の場合、完璧な理想を求めるなら部位ごとのスペシャルケアを続けることですが、時間的にも金銭的にも現実的ではないですよね。

 

そこで、まずやるべきことは例えば化粧水ならベースとなるひとつを決めること。極端なしっとりや収れん系ではない、オーソドックスなタイプの化粧水がいいですね。

 

セラミドなど肌質を問わず肌の健康に必須な成分を含んでいるものがベストです。

 

そこに加えて、たとえば目もとならアイクリーム、Tゾーンのテカリが気になるなら収れん化粧水など、部位に合わせたスペシャルケアを優先順位をつけて施していくのがおすすめ。

 

肌へのご褒美として、週末や特別な日の前日のスペシャルケアに取り入れるのも効果的。肌はケアすることで状態が変わっていくので、顔マップと照らし合わせながら、その都度に合わせて最適なケアをめざしましょう。

 

顔マップに細かく記録しておくほど、状況ごとのケア方法にブレがなくなるので、面倒ではありますがコツコツと取り組むことが美肌への最短距離です。