化粧品 シワ 改善

シワとコラーゲンの関係を紐解く|POLAの画期的な発見も

シワを気にする女性

 

年齢を重ねるごとに気になるのは肌の悩み。特に顔は自分でも毎日鏡で見ていると変化がわかりやすく、とても気になりますよね。

 

シワは、その代表格ではないでしょうか?

 

朝、鏡で自分の顔を見て新しいシワができてしまっているととてもショックです。そして、化粧品の広告やテレビCMで「シミ、シワ対策に効く」と言われると、その化粧品を試してみたくなったり。

 

女性にとって悩みのためとなる顔のシワはどのような仕組みでできるのでしょうか。シワができないようにするためにはまず、シワのできる原因や仕組みを理解することが大事です。

 

シワは皮膚の仕組み上仕方がない!?

まず、シワがどうしてできるのかは、皮膚の構造上の理由が大きくあります。

 

皮膚は一番上の表層部分、皮膚層と角質層で構成された「表皮」、表皮の下にあり肌の弾力やハリを保つ主成分であるコラーゲン線維やヒアルロン酸、エラスチン線維などが網の目状になっている「真皮」、そして真皮の下の毛細血管が張り巡らされた「皮下組織」の3層から成り立っています。

 

その中でも一番上にある表皮は細胞が常に新しく生まれ変わる代謝運動を繰り返しています。

 

化粧品の広告でよく肌の「ターンオーバー」という言葉をよく耳にしますが、この細胞の生まれ変わりのことを言いますので覚えておきましょう。

 

顔のシワの原因としてこの「ターンオーバー」がスムーズにいかない場合に古い細胞が残ったままになることが挙げられます。

 

古い細胞が残ると表皮の角質層が厚くなってしまい、肌にハリや瑞々しさを与える真皮に影響を及ぼし、シワが肌に刻まれるようになります。

 

肌の新陳代謝も体の基礎代謝と同様に年齢とともに低くなっていきますので、加齢に伴い肌のシワが目立ってくるというわけです。

 

若いうちなら問題なくても・・・

ティーンの年代(10〜20代)の間でしたら、表情を作るとできる「表情ジワ」も顔の表情筋を元に戻すとすぐに消えますが、加齢とともにターンオーバーがスムーズでない肌の場合は表情を作っていなくてもシワができたりしますので注意が必要ですね。

 

特にシワができやすいのは、鼻から唇にかけて「八」の字のように垂れ下がる「ほうれい線」、唇の両脇からあごにかけての「マリオネットライン」、目尻や口元、眉間、頬、額にできる横ジワ、首のシワなど、あらゆる顔の部位にシワができてしまう可能性があります。

 

また、加齢に伴ってのシワの他にも紫外線や乾燥などの肌への直接のダメージもシワの形成に大きく影響を与えます。

 

肌にまだハリのある若いころから紫外線予防など日ごろのお手入れは欠かさないようにしましょう。

 

「浅いシワ」と「深いシワ」それぞれの特徴と対策は

シワの比較

 

シワの原因は加齢、そして乾燥や紫外線などの肌への直接ダメージが大きく関わりますが、できてしまったシワは種類によってその対策も変わってきますので要チェックです。

 

シワには皮膚の薄い部分にできる「浅いシワ」と、皮膚を引っ張ったりしてもなくならない深刻な「深いシワ」があります。

 

まず「浅いシワ」ができるのは肌の乾燥が主な原因です。できる場所は目元や口元でちりめんジワとも呼ばれていますね。

 

加齢とともに保湿力が低下した肌とその上に乾燥や紫外線で直接肌がダメージを受けてしまうと、皮膚が薄くなってしまい、結果「小ジワ」と呼ばれる細かいシワができてしまいます。

 

ただし、「浅いシワ」については比較的簡単に日々のスキンケアで防ぐことやシワを目立たなくすることが可能です。特に乾燥に大きく起因するので、肌に潤いを与えるとシンプルな対策が有効ですね。

 

保湿成分の多い化粧水や乳液などでケアする方法や、部屋やオフィスの乾燥を防ぐために加湿器を置いて湿度を上げることで肌の水分量も増え、シワもじょじょに目立たなくなっていきます。

 

対して「深いシワ」の問題は深刻でシワをなくすことはかなり難しいといわれていますね。

 

「深いシワ」のできる原因は紫外線と加齢。別名で「真皮ジワ」とも呼ばれており、真皮の主成分であるコラーゲンやエスタチンなど肌にハリを与えている成分の加齢に伴う現象や劣化が原因となっています。

 

そして紫外線が直接肌に当たってしまうと真皮にあるコラーゲンやエスタチン、ヒアルロン酸を破壊してしまいます。

 

真皮にある肌にハリを与えている成分が劣化、減少してしまうと、ピンと張った肌を維持できなくなることから肌は窪んだままになってしまいますね。そしてそれが結果シワになってしまうのです。

 

さらに「深いシワ」は「浅いシワ」と違い、減少しているコラーゲンやヒアルロン酸を直接皮膚に塗っても分子量が大きすぎて真皮までは浸透させることはできません。

 

つまり自分で化粧品や美顔器を使っての改善は難しく、美容クリニックでのマシン治療や注射で皮膚の奥までコラーゲンやヒアルロン酸などの成分を浸透させる対策が効果的です。

 

シワ予防のためには日焼け止めなどで紫外線対策をすることはもちろんですし、「浅いシワ」の場合と同様に乾燥対策も必須です。肌が乾燥していると紫外線のダメージを受けやすくなってしまいますので日々のケアは欠かすことができません。

 

これまで化粧品は浅いシワへの対策しかできなかった

コスメのイメージ

 

「浅いシワ」と「深いシワ」の原因と対策についてみてきましたが、化粧品の広告よく見るのが「小ジワ対策」というキーワード。

 

小ジワ=浅いシワということですので、一般的に流通しているシワ対策の化粧品は浅いシワのみへの対策ということになります。

 

「深いシワ」については、真皮へ直接美容成分を補うことが化粧水や乳液などのホームケアでは難しく、対策できたとしてもコラーゲンを増やす成分配合の化粧品を使うことです。

 

コラーゲンを増やす成分としてはビタミンC誘導体や細胞成長因子(グロスファクター)などですが、まだ配合されている化粧品は少なく値段も高価になってしまいます。

 

また美容クリニックでの注射などの治療も成分を注入方法ですので、一定期間のみの効果となっていますね。

 

ポーラが日本ではじめてシワ改善の成分を発見

難しいと言われていた「深いシワ」への対策ですが、「この国は、女性にとって発展途上国だ」のCMのキャッチコピーが話題になったポーラが「抗シワ」の効果をうたった化粧品を発売することが話題になっています。

 

ポーラが発売するのは「ポーラ リンクルショットメディカルセラム」。真皮にあるコラーゲンを分解してしまう成分・エクスターゼの働きを抑える、4つのアミノ酸有効成分「エラスターゼ阻害剤」が配合されているというものです。

 

発売は2017年を予定しており、「シワを改善する」という表示をおこなう予定と発表されています。

 

日本香粧品学会が出している新規効能取得のための抗シワ製品評価試験ガイドラインではシワグレードが0(シワはない)〜7(著しく深いシワが認められる)まで定められており、一般的な化粧品で「乾燥による小ジワ」への効果をうたうものはシワグレード1(不明瞭な浅いシワがわずかに認められる)〜3(明瞭な浅いシワが認められる)まででした。

 

今回ポーラが発売する商品はシワグレード4(明瞭な浅いシワの中に、やや深いシワがわずかに認められる)〜6(明瞭な深いシワが認められる)に対するシワへの効果が確認されていますので注目です。

 

さらにポーラの新商品は薬事法の医薬部外品において、初めて「シワ対策用の化粧品」として承認されています。

 

シワ改善の要となるコラーゲン代謝とは

コラーゲンとしわ

 

発売が待ち遠しいポーラの新商品ですが、シワの改善にはもう1つ要となるものがあります。

 

真皮にあるコラーゲンの代謝はシワの原因となる肌の老化に大きく関わってきますので説明していきましょう。

 

コラーゲンは私たちの体を作る要素・タンパク質の約3分の1を占めています。肌も同様に表皮の下にある真皮にコラーゲン線維があり、肌にハリを与えていますね。

 

コラーゲンは真皮の中にあり古くなったものは分解し、新たしいコラーゲンを生み出すようにリサイクルされていきます。これをコラーゲン代謝といい、細胞の周期的な生まれ変わりを表しています。

 

年齢を重ねると体の老化と同じく肌も老化しますので、コラーゲン代謝も代謝の能力が落ちてしまい古いコラーゲンが真皮に残ってしまい固まったり、新しいコラーゲンを生み出す力も弱まったりしてしまいますので、肌のシワやくすみなどにつながってしまうのです。

 

低分子コラーゲンと高分子コラーゲンの違いは

タンパク質の1つであるコラーゲンですが、実は低分子コラーゲンと高分子コラーゲンの2つに分類されます。それぞれで私たちの体への作用の仕方が違いますのでみていきましょう。

 

まずは低分子コラーゲン。これは分子量の多い高分子のコラーゲンを人工的に分解したものです。よって、高分子コラーゲンよりも分子量が少なく体にスピーディーに浸透・吸収されるという性質を持っています。

 

逆に高分子コラーゲンは低分子コラーゲンよりも吸収力が低く、体内ではじっくりと吸収されるのが特徴です。

 

そして高分子コラーゲンの最大のメリットは免疫力アップ。体内に高分子コラーゲンが入ると、免疫システムは高分子コラーゲンを「異物」であると判断するため、免疫システムが活性化する仕組みです。

 

免疫力がアップすると、コラーゲンを作り出す細胞の活性化に繋がりますので、結果コラーゲンが体内で増えていくということですね。

 

体内にすぐに吸収され効果が出る低分子コラーゲンと、体内に長く留まり免疫力をアップさせてくれる高分子コラーゲンはどちらも摂取することでさらなる効果アップが期待できそうです。

 

よく高分子のものは肌には届かないから意味がない、と言われることが多いですが、こうした役割を考えると一概に不要を決めつけるのは安易な考えとも。

 

コラーゲンドリンクはシワに効果があるのか

コラーゲンを体内に取り入れる方法として一番手軽なのがコラーゲン入りの栄養ドリンクでドラッグストアやスーパー、通信販売などでも手軽に手に入れることができます。

 

特に「高分子コラーゲン」配合のドリンクでは摂取することで新しいコラーゲン細胞を体内で作る働きが期待できますね。

 

新しいコラーゲン細胞を作る働きが高まる=コラーゲン代謝の高まりということになりますので、ドリンクからコラーゲンを摂取することも肌のシワ対策に効果があります。

 

コラーゲンを多く含む食品は

私たちが1日に必要なコラーゲン量は5000mg〜10000mgと言われていますが、現状での平均摂取量は1900mg。

 

つまり全然足りてないということですね。

 

コラーゲンドリンクやサプリメントなどからもコラーゲンは摂取できますが、コラーゲンが含まれている食材は美容にも効果が高いものが多いので、日常の食生活でも積極的にコラーゲンを多く含む食品を意識して摂取することを心がけると良いでしょう。

 

多く含まれる食品の代表としては鶏の手羽先、軟骨、豚足の動物性のものと、フカヒレやエイヒレ、うなぎ、鮭、真アジの開き、鰤、イカなどの海洋性のものがあります。

 

さらにコラーゲンの効果を高めるために同時に摂取することが好ましいのがビタミンCを多く含む食品です。

 

ビタミンCはコラーゲンを安定させる働きがありレモン、柚子やパプリカ、パセリなどに多く含まれています。コラーゲンの多い鮭などの魚料理や鶏料理とも相性がバッチリです。

 

肌のシワの改善、予防にはスキンケアだけでなく、コラーゲン代謝を促進するためにも日々の食生活からのケアも大事ですね。