ケラチナミンコーワ 成分

ケラチナミンコーワの主成分「尿素」の保湿力

ケラチナミンコーワは、知っている方もかなり多いポピュラーな保湿クリームですよね。こんなCMもかなり長い間放送されていました。

 

 

ケラチナミンコーワは、1982年、日本で初めて尿素を10%配合したスイッチOTC医薬品です。なんと発売から30年以上も経っている歴史の長い商品なんですね。

 

1991年には、尿素の配合量を2倍の20%にした(医療用と同じ濃度に)ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリームも発売されました。

 

 

とここで、ケラチナミンの主成分である「尿素」ですが、いったいどんな働きがあるのでしょうか。カギは独特な保湿メカニズムにあります。

 

尿素は水分を吸い寄せる

尿素(化学式:H2NCONH2)は無色無臭の結晶で、冷涼な味がありきわめて水に溶けやすい物質です。天然保湿因子のひとつとされ、皮膚に塗った場合身体の水分を吸い寄せる働きがあります。

 

つまり、塗った部分の水分量がふえるので保湿することができる、というわけです。同時に角質融解作用(角質層を溶かす)もあるので、乾燥でゴワついた肌を潤わせツルツルにしてくれます。

 

ただし、傷や肌荒れがある部分にぬると、人によってはピリピリとした刺激を感じることがあり、湿疹のある部分に塗るのはおすすめできません。

 

ケラチナミンコーワが「乾燥が進んでしまった、角化症」を対象としているのは、ひとえにこの尿素の角質軟化作用によるものです。

 

ケラチナミンラインナップ(すべて第3類医薬品)

ケラチナミンコーワ
20%尿素配合クリーム
ケラチナミンコーワ
Wクリーム

ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム

医療用と同じ20%の尿素を配合した代表的商品。ワセリンベースで高い保湿力があり、乾燥の進んだ皮膚を効果的に潤します。

ケラチナミンコーワWクリーム

こちらも尿素20%に加えて、米ぬかに含まれる成分「ガンマーオリザノール」を配合。皮脂腺の動きを活性化し、皮脂の分泌を促進します。

ケラチナミンコーワ
ヒビエイド
ケラチナミンコーワ
乳液状20

ケラチナミンコーワヒビエイド

手足のヒビやあかぎれに特化した商品。アラントイン・パンテノールがひび割れを修復、グリチルレチン酸が炎症を抑えます。血行促進するビタミンEや保湿効果の高いグリセリンも配合。

ケラチナミンコーワ<br>乳液状20

尿素20%の他に、かゆみ止め成分の塩酸ジフェンヒドラミンを配合。乳液状で塗りやすく全身の痒や乾燥肌に有効。

ケラチナミンコーワ
乳液状10

ケラチナミンコーワ乳液状10

尿素10%で肌にやさしいので子供さんにも最適。かゆみ止め成分と炎症を鎮めるグリチルレチン酸で乾燥性の皮膚に効果があります。

ケラチナミンは保険適用

薬を処方してもらう

 

たとえば乾燥性の肌トラブルやアトピー性皮膚炎で皮膚科にかかった場合、保湿剤として処方されるのは以下の3種類です。

 

●ワセリン(白色ワセリン、プロペト、サンホワイトなど)
●ヒルドイド、ビーソフテン(ヘパリン類似物質)
●ケラチナミン(尿素入り保湿剤)

 

またケラチナミンはいわゆる先発薬なので、後発品(ジェネリック)もあります。ケラベンス軟膏、ウリモックスクリーム、アセチロールクリーム、ベギンクリームワイドコールクリーム等がそうです。

 

ジェネリックは主成分は共通ですが添加物等が異なるため、すべての商品が肌に合うとはいえません。不安な場合はやや値段は上がりますが先発品にしておくのがベターです。

 

特に尿素は刺激感のある物質なので、ただでさえ弱っている肌に最適とはいえない保湿剤だと思います。

 

特に、赤みやジュクジュクを伴う症状の場合、間違っても尿素系は使わないように(よほどのヤブ医者でない限り処方はしないと思いますが・・・)しましょう。