乾燥肌 かゆみ 原因

乾燥肌とかゆみの関係は?

かゆみを感じている女性

 

乾燥肌はシワやくすみ、シミなどの原因になりますが、さらにやっかいなのが「かゆみ」を引き起こすことです。

 

それまで見た目には炎症などの病変がなかった部分でも、日常的にかゆみを感じて同じ場所をポリポリポリ・・・とかいているうちに、だんだん皮膚表面が荒れてきてやがて炎症を起こします。いわゆる掻き壊しという状態です。

 

こうなると立派な湿疹です。放っておいてもなかなか治りません。

 

皮膚科にいってステロイド軟膏等で炎症を抑える必要がありますし、慢性的な炎症は炎症後色素沈着というシミになって残ります。こうなるとなかなか皮膚は元にもどりません。

 

たかがかゆみ・・・とあまり深く考えずにかいていると、思わぬ事態を引き起こすこともあるのです。そうならないためにも、かゆみを感じない丈夫な肌作りが必要です。

 

では、そもそもかゆみはなぜ起きるのでしょうか?感覚というからには神経が関係しているのは間違いないですが、そのメカニズムを正しく理解している方は少ないと思います。

 

このページではかゆみの基本から効果的な対策までまとめてみましたので、現在悩まれている方はぜひご参考にしてみてください。

ヒトがかゆみを感じるメカニズムは

医学の研究

 

ここで大前提なのですが、かゆみがなぜ起きるか?というメカニズムは100%解明されているわけではありません。

 

けっこう日常的な感覚なのに、これだけ医療が発達した現代でもわかっていないという部分に、人間という生物の神秘を感じてしまいますが、もうちょっと研究頑張ってくれよという思いも抱いてしまいます。

 

ただ、かゆみの原因に皮膚内にある肥満細胞と分泌物であるヒスタミンが関わっているのは明らかになっています。

 

かゆみを感じるのは知覚神経と呼ばれる部分ですが、ヒスタミンは知覚神経にかゆみを伝える働きをし、肥満細胞はヒスタミンの分泌を促進する働きがあります。

 

よく、かゆい部分を掻くとよけいにかゆくなることってありませんか?

 

この状態こそ、上記の知覚神経、ヒスタミン、肥満細胞の悪循環が起こっている状態で、かくことで知覚神経をますます刺激し、結果的にヒスタミンがより分泌されてますますかゆくなるという最悪な状態です。

 

ちなみに、虫刺されなどでかゆい時は、かくのではなくその部分を叩いたりつねったりするとよい、と聞いたことがある方もいると思います。ですがこれは間違いです。

 

結局は知覚神経に刺激を与えることになるので、かゆみが治まることはありません。皮膚への強い刺激は血行も促すので、さらにかゆみを感じやすい肌になってしまいます。

 

有効なのは冷やすこと

血行が促進することでますますかゆみが強くなるので、単純な理屈ですが冷やすことは有効です。患部の温度を下げると血管も収縮し、かゆみが治まることが多いです。ケーキやスイーツなどを買った際につけてくれる小さな保冷剤が使い勝手がよくオススメ。

 

冷凍庫にストックしておくといいですね。ただ、あまり冷やし過ぎるとかえってそれが刺激になってかゆくなることもあるので注意が必要です。

 

熱を下げる時に使う「冷えピタ」などの冷却材もありますが、かいて炎症を起こしている所、傷になっている、ジュクジュクしているようなところには刺激になるので絶対に使用してはいけません。

かゆみ対策に抗アレルギーの飲み薬は有効

完璧かつ強烈な効き目は期待できませんが、かゆみはある程度は飲み薬で鎮めることができます。

 

武井咲さんのCMでおなじみのアレジオン10、嵐の大野智さんのインパクトあるCMが話題になったアレグラなどの薬です。

 

かゆみの元になるアレルギー反応を抑える

これらは「抗アレルギー剤」「抗ヒスタミン剤」と呼ばれるもので、身体のアレルギー反応やヒスタミンの分泌をブロックしてくれる効き目があります。かゆみの元を断つのでかゆみが治まるメカニズムです。

 

パッケージを見るとわかりますが「アレルギー専用鼻炎薬」という風に書かれていて、かゆみに効くとは記載されてないんですが、どちらもアレルギー反応が主なので効果があるというわけです。

 

この手の薬はもともと病院で処方されていました。現在でもアレロックやジルテック、ザジテン、エピナスチン塩酸塩、ダレン、タリオンなどが有名だと思います。各薬品の細かい情報は以下のサイトが参考になります。

 

【参考】おくすり110番

 

これらの薬は、共通する副作用に「眠気」があります。身体は頑張って起きようとしているのに、無理やり意識を遠のかされるような、あの独特な倦怠感は抗アレルギー剤特有の作用です。

 

ですので車を運転する前に飲んではいけません。重要な会議やプレゼンなど控えている場合も、頭がボーッとして思考能力・スピードが低下するので飲まないほうがいいです。

 

長年の改良で最近の抗アレルギー剤は眠気やだるさを感じることが少なくなりましたが、そもそもこの副作用は個人差があるので、他人を基準に判断するのは好ましくありません。

 

飲むタイミングとしては就寝前がベストなのも、この副作用のせいといえます。

皮膚科でステロイド軟膏を処方してもらうのも有効