インナードライ 化粧水 おすすめ

内側で進行する恐怖!インナードライについて

隠れて除く女性

 

インナードライという言葉、お聞きになられたことはあるでしょうか。

 

その言葉や意味する所が世に出始めたのは、おそらくここ数年の「新しいキーワード」かと思います。乾燥肌、脂性肌、混合肌など、肌の状態(症状)を表す言葉はいろいろありますが、インナードライもそんな肌症状の一つを指します。

 

ではインナードライとはどういう状態なのでしょうか?

 

インナー(inner)とはつまり中(内側)がドライ、つまり肌の内側が乾いている状態を意味します(別名かくれ乾燥肌とも呼ばれる場合も)。通常、乾燥肌といえば肌の表面つまり目に見える部分が乾いてつっぱったり、ひどくなると粉を吹いたりもっとひどくなると赤く湿疹のようになる状態のことですよね。

 

インナードライとはそれが肌の中で起こっている状態のことです。外からは識別できない、肌の角質層内の水分が何らかの原因で少なくなっている様は、水気を完全に絞りとってスカスカになったスポンジのようです。

 

また、インナードライに特徴的なのは「肌の表面は潤っているように見える」ことです。これは、乾燥に対する人間の防御反応のためです。つまり乾燥すると人間は肌を潤すために皮脂の分泌量が多くなるのです。

 

すると肌の表面ばかりがまるで油田のようにアブラで覆われ、肝心の内側は水分不足で乾いたままに。こうなると肌は内部から崩壊していきます。

 

インナードライが怖いのは、中の乾燥が目には見えず肌が潤っていると勘違いしてしまう部分です。

 

きめ細かい潤った肌というのは、その裏側つまり土台がしっかりとしているから成り立つので、ここがおかしくなると目に見える表面にも弊害がでてきます。

 

症状の気づきにくさがインナードライをますます加速させるので、自分の肌状態をつねに把握しておくことがとても大切です。

 

分かりやすい症状ではシミ、小じわなど。肌が内部からつねに新しく生まれ変わるのに欠かせないターンオーバーが乱れているので、いくら表面を保湿してもけっして改善しません。

こんな環境がインナードライを引き起こす

オフィスのエアコン

 

肌の乾燥がインナードライの引き金になることで考えれば、やはり冬は気をつけたほうがいいのですが、じつは暑い夏にもリスクがあります。

 

え?あんな暑くて汗をダラダラかく季節になぜ?と感じる方もいるかもしれませんが、日本の夏季はインナードライ肌になりやすいのです。特に、エアコンの効いた室内で一日中デスクワーク・・・という方は注意が必要です。

 

エアコンは空気を乾燥させ肌の水分を奪う

冷暖房ができる機器はたくさんありますが、その中でもエアコンはもっともポピュラーなものだと思います。

 

また、エアコンには「空気を乾燥させる」イメージを持つ方も多いのではないでしょうか。特に冬の時期など、エアコンで温まった部屋は乾燥するので加湿器が欠かせない、という方も。

 

冬に室温を上げる事で水分が蒸発して乾燥するのはわかりますが、夏の冷房でも乾燥するというとピンと来ない方もいるかもしれません。

 

その原理は「結露」にあります。エアコンによって空気が冷やされると、エアコン内部は結露して大量の水分が溜まります。その結露した水はドレンホースを通じて屋外に排水されています。

 

エアコンは空気中の水分を引き寄せる

その水分はもともとどこのものかというと、室内の空気中にあったものです。エアコンに水分を引き寄せられる分、室内の湿度は下がるというわけです。

 

わかりやすい例でいうと、冷たい水をコップに入れて放置しておくと、やがて外側にたくさん水滴がつきますよね。

 

水滴のたくさんついたグラス

 

あれは水によって冷やされた空気中の水分が水滴になってコップにくっついたものです。この原理と同じで、エアコンはこの場合のコップと同じ働きをしているということです。

 

エアコンと湿度の関係など、ダイキンの公式サイトにある以下のコンテンツがわかりやすくまとめられているので、興味がある方はご参考ください。

 

 

発汗で乾燥がごまかされる

これも夏場に乾燥が起きるやっかいな原因です。

 

つまり、夏は汗をかくことで肌に水分がつくので、潤っていると錯覚してしまいがちになります。それは単に汗による水分でけっして肌の水分量が高まっているわけではありません。

 

しかも汗によって皮脂の脂分が流されてしまい、肌は乾燥した状態になります。人間の防御反応で、皮脂が失われると補うためによりたくさんの皮脂が分泌されるので、肌表面はかえって脂ぎった状態に。

 

乾燥した空気で肌内部の水分が蒸発したところに、皮脂の過剰分泌が重なると、表面だけ油分が多く中が乾燥したまま、つまりインナードライが進行するというメカニズムです。

 

インナードライ肌を改善するには、この悪循環を断ち切らなければいけません。

インナードライのケアはここがポイント

指で「ポイント」をする女性

 

では、インナードライにならないためにはどうするのが得策なのでしょうか?

 

答えはひとことで言えば「保湿する」ですが、重要なのは意識をどこにおくかです。つまり肌の中をしっかりと潤わせることが重要です。

 

肌内部が乾いているのに表面ばかりせっせとケアしても、意味がないばかりかますますインナードライを悪化させることになります。

 

油分は水を通しにくいので、表面を油でコーティングしてしまうと後から水分をつけても中に浸透していかないのは明白です。

 

中から保湿するにはセラミドが最適

保湿ができる成分というのはいろいろありますが、インナードライの改善にもっとも有効な「肌の中の水分をふやす」にはセラミドが最適です。

 

セラミドは細胞間脂質ともよばれ、肌の中にある細胞同士をつなぎとめる役割をし、そこにある水分を逃がさないようにしてくれます。

 

セラミドの保湿メカニズムについては以下の記事でくわしく解説しています。

 

 

つまり、セラミドの不足した、肌内部がスカスカの状態でいくら水分を与えても、ざるに水は溜まらないのと同じでどんどん水分は逃げてしまいます。

 

たっぷりの化粧水でパシャパシャすれば一見保湿ができているように思えますが、セラミド不足の状態だとあまり意味はありません。

 

化粧水などが悪いといっているわけではなく、取り組む順序が逆、ということです。

 

まずは、セラミドで細胞同士をくっつけてしっかりした土台を作ってから、化粧水や美容液などで水分を与えるという順序が大切なんです。

 

セラミドを含んだ化粧水は以下をご覧ください。

 

 

じゃあどうやってセラミドを増やすの?ということですが、セラミドを含む化粧品等を肌に塗るのは当然として、それ以外に重要なのは「睡眠をきちんととる」ということです。

 

睡眠中にセラミドはつくられる
ぐっすり眠る女性

 

あなたが気持ちよく眠っている間に、お肌はどんどん新しい細胞に生まれ変わっています。

 

乱れたターンオーバーを正常化して、みずみずしいお肌を取り戻すために睡眠は絶対に必要です。肌細胞が新しく分裂して作られる際にセラミドもできるので、睡眠は特に重要になります。

 

睡眠不足は男性ホルモンを増やしたり、好中球という炎症の原因になる細胞を増加させるので、肌にとって百害あって一利なしです。

 

夜の10時から翌2時までは「肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、肌の成長ホルモンの分泌が盛んになります。この時間帯にしっかり眠っていないと、すこやかな肌作りの障害になります。

 

仕事で忙しいと10時の睡眠はちょっと現実的ではないですが、遅くとも日が変わるくらいまでには眠りについて、美肌の土台となるセラミドをしっかり増やしておきましょう。