ヒアルロン酸 保湿 メカニズム

なぜ、ヒアルロン酸は肌を保湿できる?

お肌チェックする女性

 

人間の肌は大きく分けると3つに分類されます。その3つとは表皮、真皮、そして皮下組織です。これらは重なり合って3つの層になっています。

 

普段私たちが見ているのは3層の一番表側にある表皮です。しかし意外なことに、3層の中で一番厚いのは真皮です。そしてこの真皮にはおおくのヒアルロン酸が含まれているのです。

 

ヒアルロン酸には水分を溜め込む働きがあり、肌の保湿に大きく貢献します。このような働きを有している成分は他にもたくさんありますが、ヒアルロン酸がこの点で優れているのは先にも述べた肌の構造に秘密が隠されています。

 

真皮に存在しているヒアルロン酸はコラーゲンやエラスチンといった肌の主要成分の隙間に存在しています。そのため水分を取り込んだヒアルロン酸は肌を構成する成分と密接に係わり合い、水分を十分に含んだ若々しい肌を保つことができるのです。

 

このような効果を長続きさせるためには表皮の細胞を潤すだけでは不十分です。真皮にヒアルロン酸が多く含まれているおかげで、長期的な肌の保湿が可能となるのです。

一概に低分子ヒアルロン酸がいいわけではない理由

ヒアルロン酸の分子は大きいために、肌への浸透率がそれほどよくないことで知られています。しかし最近では大きな分子を細かくしたものがサプリメントなどの形で販売され、人気を得ています。

 

これらを摂取することで本来大きな分子であるヒアルロン酸の吸収率を高め、より素早く、しかも効果的に体に働きかけるというメリットを有しています。

 

しかし大きな分子の天然ヒアルロン酸に比べ、全ての面で分子を小さく改良したヒアルロン酸がよいというわけではありません。分子が小さいということはそれだけ分解されやすいことになります。つまりこれらのヒアルロン酸は体内に吸収されても、そこにとどまることのできる時間が短いのです。

 

一般的に分子の小さいヒアルロン酸は天然のヒアルロン酸の2、3倍の速さで分解されるといわれています。そのため分子の小さいヒアルロン酸を使用する場合は定期的な摂取が必要となります。

 

肌に直接ヒアルロン酸を注射する場合も同様で、分子の小さいヒアルロン酸を注入する場合の効果は天然分子のものよりも早く薄れてしまいます。

ヒアルロン酸減少の大きな原因は「加齢」

本来、ヒアルロン酸は体内で生成されます。そのため加齢と伴に体の細胞生成能力が弱っていくのと同様、ヒアルロン酸の生成能力も弱っていきます。

 

年を重ねるごとに肌にシワが増えたり、カサカサしたりするのはそのためです。

 

一般的に皮膚に滞在するヒアルロン酸の生成量は40歳後半から減っていきます。もちろん個人差はあるものの、40歳後半に差し掛かった頃から肌の調子が少しずつ変化してきたと感じる人が多いのはそのためです。

 

そして60歳を過ぎた頃には若いときに生成されていたヒアルロン酸の量の半分にまで減少することがわかっています。

 

このような現象が生じるのは線維芽細胞に原因があります。線維芽細胞とは肌を若々しく保つために必要な成分であるコラーゲンやヒアルロン酸を作り出す細胞ですが、この細胞の働きが弱くなることでヒアルロン酸の生成量が減ってしまうのです。

 

そのため40代後半からの肌ケアは若さを保つために非つねに重要なポイントとなってくるわけです。

驚異のスーパーヒアルロン酸

ヒアルロン酸の原子の集団をアセチル基と呼ばれるものへ変えたものがスーパーヒアルロン酸です。

 

正確にはアセチル化ヒアルロン酸ナトリウムという名前を持つスーパーヒアルロン酸ですが、アセチル基が持つ優れた特性ゆえに、その効果はヒアルロン酸の2倍とされています。

 

まず親油性の高さを挙げることができます。肌には油分が含まれており、そのため水分との相性はあまりよくありません。しかし油分と相性のよいスーパーヒアルロン酸は肌の中に長時間滞在することができ、肌にハリを持たせるのに必要な水分量をキープすることができます。

 

またこのような性質を備えていながらも、親水性と呼ばれる水に溶けやすい性質も有しています。つまり摂取後に素早く体内に吸収され、効果を発揮するのです。

 

加えてスーパーヒアルロン酸を配合している化粧品などは使用感もよく、多くの人から高い人気を得ています。このようにスーパーヒアルロン酸は素早く効果を発揮し、尚且つそれを持続させるという、素晴らしい成分なのです。

ヒアルロン酸の原液が爆発的な人気に

ヒアルロン酸が配合されている化粧品がたくさん販売されていますが、実際にその含有量は数パーセントに過ぎません。

 

そして興味深いことにヒアルロン酸には水の5000から6000倍の保湿能力があると言われています。つまりヒアルロン酸の原液を使用すれば、かなりの保湿が期待できるのです。

 

特に乾燥している時期などはヒアルロン酸が配合されている化粧品を使用しても保湿が追いつかないこともあります。そのため乾燥肌に悩まされている人の中にはヒアルロン酸の原液を用いる人がたくさんいるのです。

 

しかし肌の保湿は水分のみが関係しているわけではありません。油分も関係しており、ヒアルロン酸の原液を使用すれば全てが解決するというわけではありません。

 

そのため乳液タイプの美容液などを上手に併用し、保湿を行うことができます。それでもヒアルロン酸の原液の保湿力は非つねに優れているために、特別な日のためにこの原液を使用して肌の調子を整える人も大勢います。